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(月別)おすすめ漫画まとめ

【2018年4月】おすすめの漫画まとめ

更新日:

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毎月恒例の面白かった漫画の紹介をしていきます。

4月の読んだ漫画は29タイトルの計88冊。
先月は強烈な個性が光る、味の濃い作品が多かったですが、4月は巻数を重ねたからこそ味わうことのできる面白さに沢山出会えました。

ある程度巻数を重ねると手を出しにくいのですが気になった中。長編作品があればぜひ一気読みを推奨します。
そんな味わい深い4月のおすすめ漫画の感想をまとめました。

先月のまとめはこちら

【2018年3月】おすすめ漫画まとめ

それでは早速紹介していきます。

今月のピックアップタイトル

図書館の大魔術師(1巻/泉光)

転生でも、最初から勇者でも英雄でもない、一から始まる王道ファンタジー。
作画面は言わずもがな高水準でそれだけで推せるレベルなんですが、ストーリーがまた今時珍しいぐらい真っすぐで読んでて気持ちがいいです。

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1巻をまるまる使った壮大な1話という感じで、伏線やまだ見ぬ世界にとてもワクワクさせられます。発売1か月で早3刷目と売り上げも絶好調の今年イチオシの話題作。
これより始まる長い長い物語の序章に立ち会いませんか?
本の価値について、読む者に希望と活力を与えるお話です。

『図書館の大魔術師』本を愛する全ての人にこの物語を贈る

 

進撃の巨人(25巻/諫山 創

明かされる真実と事実。犠牲の上に立つ犠牲。そして宣戦布告。敵味方がそれぞれ巨人、兵器、独自戦術を交差させていくさまが残酷で、だからこそここにきて最高潮に面白い。空白の四年間に生まれた何とも言えない表情が気になるところ。

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感想は人それぞれと承知してるがここまで長編でありながら今が一番面白い作品だと思います。最初は好きだったという人も宣戦布告するシーンは唸る構図なはず。
進撃の巨人は理解すればするほど面白い漫画だと思ってるので話がこんがらがってる人にはとにかく繰り返し読むことを勧めます。

 

りぶねす(10巻/堂本 裕貴)

「良いラブコメは、男共が面白い」というかぐや様は告らせたい9巻の帯文はこちらでも使いたい。変わっていく各々の関係。その中でも変わらないものがある。
だから変わっていくことを受け入れて次に進もうと決意するテツがとてもカッコいいです。

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クライマックス間近でとても盛り上がってるし、まこっちんが天使だしでとてもオススメのラブコメです。

ジャヒ―様はくじけない!(2巻/昆布わかめ)

ジャヒー様本当可愛い…うぅ… 今回は警察に職務質問されたり、残高が306円しかなくて詰んだりと相変わらず思い通りにいかないジャヒー様。

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そんな中でも己を忘れず、調子に乗っては痛い目に遭うジャヒー様はなんというか自業自得ではあるのですが、ざまあという負の感情に支配されず、応援しなきゃ・・・(使命感)という気分になります。
ジャヒー様はもっと報われてほしいと読んでると一瞬思うのですが、報われると自信過剰になって失敗するので、やっぱりこのままで良いな..。とても応援したくなるヒロインです。

citrus(1~9巻/サブロウタ

アニメ化もした話題の百合漫画ということとオススメされたのも相まって最新刊まで一気に買ったのはファインプレーだったと自分を褒めたい。この9巻がとても良かった。

表紙を一通り見ると何とも言えないガチ感で若干身構えていたのですが読んで見ると意外とライトというか軽い。というよりも浅い。というのが序盤の評価でした。話を進めるためとしか思えない強引な新キャラ投入や展開に正直読むの止めようかと思うほどでした。

それが6巻以降登場人物がある程度固まったあたりからはそういった違和感はほぼ解消され、きたわ!きましたわ!きたわ!といい感じにオネエぽく実況したくなるニヤニヤする展開でここまで読めば悪くはないという感想まで改善。
で、9巻。展開もさることながら話運びが秀逸で、ドレスを着て泣きはらす芽衣。その後の台詞一切なしで描かれる幸せな日常風景に挟まれるモノローグがもうとにかく切ねえ…………としか言えなかった。

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読むなら9巻まで読んでくれと言って果たしてそこまで読んでくれる稀有な人がどこまでいるのか疑問ですが読むなら9巻まで読んでくれと私は言いたい。
『はじめて本気の恋をした』という連載当初に掲げられたこの言葉は今、芽吹き始めました。

君に届け(全30巻/椎名軽穂

完結に併せて一気読み。爽子と風早くんの恋愛ものという認識でも間違いないのですが、彼女らを支えた親友たちを含めた群像劇として楽しむのがいいかなという感想です。
要所要所でタイトルに使われている「届け」「届け」と心で叫ぶシーンはかなり感動しました。悪者が悪者のままで終わらない優しさもあり不快さが薄いのも読みやすくて良い。

なによりも周りから霊感があると誤解され「貞子」と呼ばれた爽子がクラスに欠かせない存在となり、何よりも笑顔がとても似合う女の子になったことが素敵でした。
その過程を本当に丁寧に描いてくれたこの作品を名作と呼ばずになんと呼ぼうか。

ピークは結ばれるまでという意見もわからなくもないのですが付き合ってからの方が何よりも大事だし、そういう面白くするのが難しい付き合ってからのエピソードを(番外編があるそうなのであれですが)過不足なく見事に描ききった点をとても評価しています。子どもと大人の狭間にいる彼らが殻を破り、文字通り卒業していくのは本当素晴らしかった。彼らに光あれ。

以上が4月のピックアップタイトルでした。
続いては新規開拓した注目の1巻を紹介していきます。

地獄楽(1巻/賀来ゆうじ)

4月の話題作といえばこちらも見逃せません。極楽浄土と噂の地で「不老不死の仙薬」を手に入れるべく文字通り生死をかけた忍法浪漫活劇。
生きるか死ぬかの張り詰めた緊張感のある迫力のアクションシーンが魅力的。
地獄とも極楽ともとれる「あの世」での摩訶不思議な出来事や凶悪犯による凶行。
これから何が起こってもおかしくない状況で繰り広げられる息をつかせぬ展開にエグみは強いが非常にワクワクさせられます。

幾日(全1巻/幾花にいろ

今年の成年漫画を語るうえで欠かせない一作。実用面では果たしてとは思うが、人間と人間の性的関係を繊細に描く作品で、普段一般向けしか読まない人に勧めたい。
男性も人間味があるタイプが多く、いい男たちなのは男に都合の良いストーリーになってないのも好印象です。表情や間で想像させてくるのも好き。
あとがきで女性側の心情や各キャラの掘り下げを書いてくれてるのも良い。そのリアルなやり取りと作者のこだわりを感じる作品解説は一見の価値あり。

デッドマウント・デスプレイ(1巻/原作:成田良悟、作画:藤本新太)

デュラララ!!バッカーノ!などで知られる成田良悟が原作の異世界転生ファンタジー。
一癖も二癖もあるキャラ、予想を裏切る展開と合間にあるコミカルさはちぐはぐなようで物語をスムーズに進ませます。まだ序盤ということで大きな進展はありませんが伏線ばらまきまくりなので今後の展開に期待。表紙は今月1番好き。
そっちかーい!!!とツッコミたくなる1話目はぜひ色んな人に読んでと勧めたい構成。

7's ―セブンズ―(1巻/キドジロウ)

「私のことを守ってくれませんか」
クラスの面前で告白とも受け取りかねない言葉を淡々と発する1人の少女。その「守る」の意味を否応なく理解させられる地獄の無限ループから彼女を救うことが出来るのか。
初連載ということで作画面はこれからの成長に期待。
ヤンジャン本誌でも追いかけているが意外と勢いを落とさず最近の展開はより盛り上げてきたし是非とも着地を成功させて欲しい。ループ物や理不尽と戦う漫画は大好きなので頑張って欲しい。

エルジェーベト(1巻/Cuvie

オーストリア皇后エリザベート陛下の物語。様々な陰謀渦巻く宝塚風味のストーリーであるが作者独自の解釈を持ってコミカルさも際立つ。
ツイッターでも話題になっていたが毎日二時間の筋トレを行い、刺客に対して私を倒したいなら軍隊持ってこいと言い放つ強靭さ、侍女の手紙には「皇后陛下は最悪です」と書かれるなど何とも我々が抱く貴族像とはかけはなれた人物で今後の展開が楽しみ。
歴史に残した「貴」、歴史に残らぬ「卑」が、華麗なる宮廷に狂い咲く!

恋の撮り方(1巻/たなかのか

恋をするとカメラにはいつも恋をしている人の姿が写るんだ。透き通るような瞳が印象的な笑わない先輩と不思議なカメラ話。言葉の一つ一つが優しく心地よい。
無味乾燥な日々を送る後輩君が彼女の撮った写真によって光を与えられ、色づき出す淡い青春模様。いいですね。彼女が笑うその瞬間が楽しみです。

続いてはあなたのおすすめの漫画を教えてください!最大5万円の謝礼ありという募集企画で応募いただいた方のレビューです。(4月分まで)
現在も募集中ですのでやってみようかなって人はコメントやツイッターのリプライでも大丈夫なのでぜひお知らせください。

不死の猟犬(1~6巻/八十八良

ベッドに寝ている彼女の頭を彼氏がピストルで撃ち抜くという衝撃的なシーンから始まり「その世界では、人間は死なない。」というキャッチフレーズはなかなか衝撃的で興味を惹きます。前作『ウワガキ』は結構お気に入りなのでそのうち読む予定です。

『不死の猟犬』人間が死なない世界、「死ぬ病」を巡るSFアクション

 

恋は光(全7巻/秋★枝

作者独自の恋愛観をいかんなく発揮した意欲作で、私自身も秋★枝作品の中で一番のお気に入りだったりします。読み逃していた部分も結構あったのでもう一度再読したくなる良い記事です。

「恋は光」は最強の恋愛漫画!!

 

ひとりぼっちの地球侵略(1~14巻/小川麻衣子

『ひとりぼっちの地球侵略』の感想ブログを書いている筋金入りのファンの方のレビューです。物語はクライマックス間近ということで一気読みしたいタイトルです。

『ひとりぼっちの地球侵略』~孤独を知り、”誰か”を手に入れていくSFボーイミーツガール漫画~

 

以降は4月に読んだ中で面白かった漫画を順不同で紹介していきます。こちらもオススメには違いないので気になるタイトルがあればぜひ読んでみて下さい。

はねバド!(1~12巻/濱田 浩輔)

アニメ化で話題ということで1巻から再読。絵柄が劇的に変化した辺りから面白いなーと思って読んでたけどテーマとかチーム戦ならではの戦い方など面白ポイント結構見逃してた印象で、前よりのめり込んで読めた。面白いよねー→とても面白いに変更。

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特に「競技にリスペクトを持ちそこから人生を学べ。お前はそのレベルに行くべきだ」という台詞が好き。以前は羽咲の無双を楽しむ漫画という認識でしたが8巻で評価が上がった印象。全国大会編はいわずもがな激アツ!

熱帯魚は雪に焦がれる(2巻/萩埜 まこと)

いつでも探しているよどっかに君の姿を、とどこぞのまさよしの歌を少しポップにしたメロディが流れてきそうな切なさがたまらなくいい。

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好きという気持ちに困惑していた穂波先輩が小夏の一挙手一投足に困ったり喜んだりコロコロ変わる表情がとても可愛い。惹かれ合う二人の関係性に目が離せません。

ひだまりが聴こえる/‐幸福論‐(各1巻/文乃 ゆき)

聴覚に障がいがあり、人との距離を測りあぐねている感のある航平と、同級生太一の話。
濃厚なシーンはなくBL初心者も読みやすいと思います。二人の大事にしている部分がより浮き彫りになり無印版より続編の幸福論の方が引き込まれるシーンが多く楽しめた。二人にとって明るい道が照らされますように。

モンテ・クリスト伯爵(全1巻/森山絵凪)

日本では『岩窟王』でお馴染みの海外小説のコミカライズ。多くの変更点があるが現在ドラマでも放送中の不朽の名作。

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長編を一冊にまとめきれるのか心配でしたがテンポよく展開されるストーリー、エキゾチックな容姿、復讐に燃える伯爵の感情を揺り動かす表情となるほど評価が高いのも頷ける内容でした。長編小説を1から読むのは大変という方にオススメ。

かぐや様は告らせたい(9巻/赤坂アカ

「良いラブコメは、男共が面白い。」という帯の文章の通り今回は会長、石上など男性陣の活躍が目立つ巻でした。
ブコメのシリアス回は敬遠されがちですがこの漫画はキャラを掘り下げる良いスパイスになっていてとても面白い。

赤坂先生へのインタビューで会長とかぐや様をくっつかせる構想があるなど着実に進展しつつある二人の仲ですが、大学生編等も描けるなど手詰まり感もなく伏線、1話読み切り型、続きものなどバラエティ豊かに読者を楽しませる本作の勢いは更に増していきそう。とても面白い。

愚かな天使は悪魔と踊る(1~4巻/アズマサワヨシ

天使と悪魔の欲望渦巻く高度な知能戦(肉弾戦)を描いたラブコメ
3巻中盤辺りで激しめのノリに慣れてきて単行本に手を出すきっかけだった4巻のカラオケ回とアタックNo.1回がめっちゃ好き。

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とてもキュートな絵柄なんですが、どこぞの一歩顔負けのデンプシーロールや唐突に始まるアクションシーンが良いアクセントになってます。ストーリーがちょっと進み出したのでこれからの展開が楽しみです。

シオリエクスペリエンス(10巻/長田悠幸,町田一八)

吹奏楽部のエース光岡が自分と向き合って最終的に決心する巻。ここまでくるとある程度予想できる展開であるがそれを補ってあまりうる演奏シーンは圧巻。
個人的にオファーがあるなら躊躇せずメディア展開して知名度もっと上げればいいのになあと感じるバンド漫画の隠れた名作です。

響~小説家になる方法~(9巻/柳本 光晴)

テレビ局編が終わり次は大臣編と対峙する相手の規模がどんどん大きくなるなど気になる展開が続く。個人的に「小説家になる方法」という副題に対する一つの答えが描かれる巻として興味深く読みました。響は「気付いたらなってた」という答えな一方で、正反対の努力型作家・山本春平の受賞時のコメントはなかなか胸が熱くなります。
割と批判的な意見も見受けられる本作ですが見るポイントが違えばかなり楽しめるエンタメ性の高い作品だと思います。

ショートケーキケーキ(1~8巻/森下suu)

オーソドックスな下宿型同居ラブコメ。台詞が少なくて5~10分ぐらいでスラスラ読み終えられる。かといってスカスカという訳でもなく間を大事に描いてるので彼らの心情はよく伝わる。
例えとして適切か分からないが「食べやすく調理された野菜料理」という印象。満腹にはならないがこういう漫画もたまには良いと思った。
野菜なので苦手なキャラがいるかもしれないけれど(自分は鈴がしんどい)この野菜以外といけるねってキャラも出てくるかも。面白い面白くないで計るより好きか嫌いかで考える少女漫画です。

おわりに

以上20タイトル(+3タイトル)でした。
毎度のことながら読む人によって理解度や興味関心、面白いと言ってもジャンルが違えば、読む人が違えば好みや見る箇所は違いますが同じように面白いと思ってくれる人がいればとても嬉しいです。

私自身幅広く読んでいるつもりですが、アンテナの外にある隠れた名作は沢山あると思います。これはいいぞ!と思う漫画があればぜひ教えてください。
更新が長らく滞っていましたがこれからボチボチ再開したいと思います。ここまで読んでくださりありがとうございました。それではまた。

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